憧れだったCAの仕事から

予想外の部署へと異動して

そこで適性を見出した彼女。

 

今のお仕事の内容や

自分に合った働き方について

色々と話を聞きました。

 

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Q:CAの仕事は、どれくらい続けたの?

A:フルタイムで働いたのは1年半。でも今の部署に異動したあとも、パートタイムで1年半続けていたの。

 

Q:パートタイムって、どういうこと?

A:今の部署で働きながら、仕事が休みの土日や祝日に、CAとしてフライトを担当していた。もちろん毎週末じゃなくて、月1回ほどだけどね。あまりに短期でCAを辞めるのが心に引っかかって、「パートタイムとしてライセンス(資格)をキープできないか」ってお願いしたの。

 

Q:今はどんな部署で、何の仕事をしているの?

A:クルー(パイロットやCAといった乗務員)のスケジュールを作成して、実際のフライトをモニターする部署で働いてるよ。私は、そのなかでもトレーニング中のクルーに特化していて、彼らのスケジュールをモニターするのが仕事なの。

 

Q:「スケジュールをモニターする」ってどういうこと?

A:例えば、フライトが遅れるとするでしょ。そうすると、そのぶんクルーの労働時間は長くなってしまうよね。それでもし、法律で決まっている労働時間をオーバーしてしまう人が出る場合、その人を乗せるわけにはいかないから、急いで代わりのクルーを探して手配しないといけない。他にも体調不良で休む人がいたり、様々な状況に対応してスケジュールを修正・管理するのが、私の仕事。

 

Q:トレーニング中のクルーって、どれくらいいるの?

A:うちはグループ会社を含めた8社のスケジュールを担当してるけど、1社につきパイロットだけで100~200人はトレーニング中の人がいる。CAも含めるとかなりの人数だけど、スケジュールのモニター自体は3人で担当しているの。だから、就業時間中は、常に時間との勝負。1日12時間勤務だけど、感覚的にはあっという間に終わってしまうね。

 

Q:パイロットのトレーニングって、何をするの?

A:6ヶ月ほどかけて、地上研修から、シミュレーターを使ったトレーニング、実際のフライトっていう順番で進んでいくよ。シミュレーターって、レンタルするのに4時間で数百万円もかかるの。トレーニングを受ける側のパイロットだけじゃなく、指導する側のパイロットの都合も変化するから、投資や時間を無駄にしないためにも、柔軟なスケジュール調整が重要になる。

 

Q:実際のフライトに乗るのは、最終段階なんだね。

A:もちろん、そうだよ。スケジュール管理が難しい理由の1つは、自分たちの会社が就航している地域の中で、トレーニング中に必ず飛んでおかないといけない区間が決まっていること。インドネシアやネパールなど、地形的な要素で離着陸の危険度が高い空港がいくつかあるから、トレーニング中に全員がその区間を経験していなきゃいけないの。

 

Q:どういう経緯で、CAから今の部署に異動したの?

A:CA時代、私は長いフライトの方が好きだったから、同僚と担当する便をよく交換してもらってたの。担当の変更はシステムを通して申請するんだけど、労働時間をオーバーするとアラームが出る仕組みになってるのね。それで労働関連の法律に興味を持って、色々と勉強するようになった。そこで気づいたのは、まだ労働時間が法律の範囲内なのに、時々システムエラーで間違ったアラームが出るってこと。それを今の部署の人に指摘したり、フライトを変えられるように交渉したりするうちに、この仕事に興味を持つようになった。

 

Q:接客の仕事じゃなくなることに、心残りはなかった?

A:私はこの業界が好きだから、ここで将来にわたって何ができるかって考えたら、CAじゃないのは明らかだった。マレーシアにずっといるつもりもなかったし、LCCじゃない航空会社でも働きたかったから、就労ビザが出やすい職種っていうのも重要だった。なによりも、働きはじめたら、すごくしっくり来たんだよね。

 

Q:どういうところが、しっくり来てる?

A:チャレンジがどんどん目の前に現れて、それを乗り越えるたびに成長できるところ。私は働くことが好きだし、根性とか向上心は人一倍あると思うの。今の職場はストレスは多いけど、それで消耗するんじゃなくて、逆にエネルギーが高まる感じがする。働き方っていう点では、1日12時間のハードワークを4日間続けたら、そのあと4日間休みがもらえる。このスケジュールも気に入ってる。

 

Q:休みの日は何しているの?

A:社員の特典で安く海外に行けるし、常に4連休だから、月に1回は海外旅行してるね。その他の週末は、ケータイの電源も切って、完全にオフの時間を過ごすよ。そうしてリフレッシュすると、また仕事頑張ろうってモチベーションが上がるの。

 

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★サリーの話④を聞いて、良いなと思ったこと★

1.CA時代のフライトスケジュールや部署異動の場面で、交渉して自分に合った条件を引き出したこと。

2.ストレスを避けるのではなく、自分に合ったストレス(=エネルギー源)を見つけたこと。

3.”Work Hard, Play Hard.(よく働き、よく遊ぶ)”精神で、ハードワークとリフレッシュの調和を取っていること。

 

★あなたへの質問★

あなたの仕事や日常で「こんなストレスは疲れる…」「こういうストレスは逆に燃える!」という場面はありますか?